​子供時代に色んな音楽をたくさん聴いて、お気に入りの一曲をみつけてね♬

曲目解説

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​1.モンティ:チャルダッシュ

イタリアの作曲家、ヴィットーリオ・モンティが残した『チャルダッシュ』。元々はマンドリンのために書かれていたのですが、ヴァイオリンの超絶技巧曲として愛されています。

ハンガリーの伝統的な音楽で、酒場を意味するハンガリー語『チャールダ』から由来しています。この曲も、少しアルコールを嗜みながら…演奏されてたりもするのでしょう。

 

ハンガリー音楽特有のラッサン(ゆったりとした部分)とフリスカ(はやい部分)の2部構成になって、特にフリスカでは高速のスタッカート、フラジオレット…等々の超絶技巧が見せ場になっています。

19世紀には、あまりの人気にウィーン宮廷で『チャルダッシュ禁止条例』が出たという話も…

そんな、誰しもが心躍ってしまうような音楽をぜひお楽しみください。

​曲目解説 /  髙橋渚

 

​2.シューマン:ロマンス2番

3つのロマンス op.94より第2番

1849年12月、シューマンが暮らしていたドイツでは争いごとが絶えませんでした。そんな中、シューマンと奥さんのクララの間に赤ちゃんが生まれました。赤ちゃんに語りかけるようなあたたかく優しい歌の部分、外で起こっている争いの不安な気持ち、そして平和への願いが込められています。

完成したこの作品を、シューマンは 愛する奥さんクララにクリスマスプレゼントとして贈ったと伝えられています。

オーボエとピアノのために書かれていますが、今ではヴィオラをはじめ多くの楽器で演奏され世界中で愛されている名曲です。

​曲目解説 /  髙橋梓

 
ドヴォルザーク(1841年― 1904年):ユーモレスク

アントニン・ドヴォルザークは、ブラームスに才能を見出され、多くの名曲を生み出したロマン派を代表するチェコの作曲家です。交響曲第9番「新世界」や弦楽四重奏曲「アメリカ」、「スラブ舞曲集」など誰でも一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。この「ユーモレスク」もそんな人気曲の一つ。ヴァイオリンの名手クライスラーが編曲してのち、さまざまが編成による演奏でひときわ親しまれています。ちなみにユーモレスクとは、こっけい、あるいは気まぐれ、といった意味ですが、音楽作品としては「奇想曲」と訳されます。美しさのなかにもなにかいたずら心にあふれるユニークな作品です。

3.ドヴォルザーク:ユーモレスク 

  8つのユーモレスク

作品101より 第7曲

​曲目解説 /  大友肇

 

​4.ベートーヴェン:エリーゼのために

~ バガデル「エリーゼのために」

WoO.59 イ短調 

ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)は、幼少より、失職した父親に代わって家計を支え、母親を早くに亡くすなど不遇の青年期を過ごしました。20歳の頃に作曲をハイドンに認められ、弟子となり、ピアノの名手としても活躍しました。その一方で、持病の難聴が徐々に悪化し、20歳代後半には、音楽家として聴覚を失うという絶望感から遺書をしたためました。57年の生涯を通じ、自らの病と家族の問題に悩まされることの多いベートーヴェン。これらの困難を乗り越え、常に音楽への強い情熱を持って新しい芸術の道を切り開きました。

ベートーヴェンの作品には、ハイドンの弟子だった頃の初期の作品を含んだ32曲に及ぶピアノソナタをはじめ9曲の交響曲など、大規模の名曲が多くあります。それらの大曲からこぼれ落ちたバガテル(キャラクターピース)と呼ばれる小品のひとつに、この「エリーゼのために」がありす。

生涯独身であった、恋多き男ベートーヴェン。エリーゼとはいったい誰なのか?ベートーヴェンがピアノを教え、思いを寄せていた豪商の令嬢テレーゼ・マルファッティのことか?或いは、ベートーヴェンの病床に、夫フンメルと共に見舞いに訪れていたエリザベート・レッケルのことか?その真相は今もって不明です。

1810年に作曲されたこの曲は、当初発表されず、ベートーヴェン没後40年の1867年に「ベートーヴェン新書簡集」にて出版されました。

​曲目解説 /  上野範子

 

​5.ショパン:子犬のワルツ

ワルツ第6番「子犬のワルツ」Op.64-1 変ニ長調 

フレデリック・ショパン(1810-1849)はポーランド・ワルシャワ近郊で生まれました。当時、ポーランドは隣接するロシア、プロイセン、オーストリアの三国に分割されていました。19歳の夏、オーストリア・ウィーンでピアニストとして好評を得てデビュー。翌年、ショパンは活動の場をさらに西ヨーロッパへ広げようと、家族と離れ、1830年11月に再びウィーンを訪れました。ところがロシアの占領下にあったワルシャワで11月蜂起が起き、ポーランド人であるショパンはウィーンで快く受け入れられませんでしたが、1831年7月まで滞在。その頃ウィーンではシュトラウスのワルツが大流行。この時の滞在は「踊るためのワルツ」ではなく「鑑賞用のワルツ」を作曲することへのヒントとなり、のちにワルツ全19曲はショパンの代表的作品となりました。フランス・パリのサロン(社交場)で時代の寵児となるショパンでしたが、39歳の生涯を閉じるまで、故郷ポーランドに戻ることは叶いませんでした。

1846-47に作曲されたこのワルツ、英語圏では「小さな(ミニ)ワルツ」という意味から「ミニット・ワルツ」が転じて「1分間ワルツ」と呼ばれいる。しかし日本では、ショパンの恋人ジョルジュ・サンドの飼っていた犬が、自分の尻尾を追いかけてクルクル回る様子を描いている、というエピソードから「子犬のワルツ」の愛称で親しまれています。

​曲目解説 /  上野範子

 

6.ブラームス:ワルツ第15番 

~ Op.36-15  変イ長調 

この曲は、全部で16曲から成るワルツ集Op.36のピアノ独奏版の15番として作曲され、「子守唄」「愛のワルツ」として親しまれています。
出だしの旋律がなんともいえない懐かしい感情を感じさせて魅力的な曲です。
ワルツ集は、いずれも短いもので、性格的にはレントラー風な音楽となっています。肩の凝らない気軽な家庭音楽になっているが、気品があり、こまやかな愛情に包まれた清楚な美しさを感じさせます。
出版年は4手ピアノ版(連弾用)が1866年、ピアノ独奏版が1867年、2台ピアノ版が1897年です。元々は連弾のために書かれたものをピアノ独奏や2台ピアノ用に編曲しました。連弾用とピアノ独奏用は、美学者で音楽評論家のハンスリック(Eduard Hanslick, 1825-1904)に献呈されました。
ハンスリックはこのワルツ集をうけとり、「真面目で無口なブラームス、あのシューマンの弟子で、北ドイツのプレテスタントで、シューマンのように非世俗的な男がワルツを書いた。」と語り、驚きを示しました。

​曲目解説 /  荘司成子

 

7.シューベルト:楽興の時

~第3番 ヘ短調 D780-3~ 

一瞬にしてはっとするような、世界に誘うのが、シューベルトの特徴です。楽しいことや、さびしい時。生きているなかで友だちのように響く、大人にとっても不思議な人物です。
原題「音楽の瞬間 (Moments musicaux) 」という作品を、日本では「楽興の時」と訳され、親しまれています。

​曲目解説 /  野本哲雄

 

8.J.S.バッハ:シチリアーノ

 フルートソナタ 変ホ長調BWV1031

より第2楽章「シチリアーノ」

悲しげに流れるメロディと漂うような伴奏音型が印象的なこの「シチリアーノ」ですが、誰が作曲したのか、実ははっきりしたことはわかっていません。

元々はヨハン・セバスチャン・バッハのソナタとして出版されたのですが、その後の研究で、作風の面で疑問点が多く指摘されました。今のところ、バッハの作品でないことはほぼ確実で、彼の次男で、同様に優秀な作曲家だったエマヌエル・バッハの若い頃の作品ではないかという説が有力です。ともあれ、作曲者が誰であったとしても、聴く人の心を引き付けてやまない魅力に変わりはありません。
ちなみに、シチリアーノは「シチリア風に」という意味のゆったりとした舞曲で、穏やかな付点のリズムが特徴的です。「グリーンスリーブス」や「きよしこの夜」などもその例です。

​曲目解説 /  山野雅美

 

9.ドップラー:ロンド

フランツ・ドップラー(1821~1883)はポーランドに生まれ、極めて早くからフルート奏者としての活動を始めました。特に4歳下の弟カール・ドップラーとのデュエットでヨーロッパ中にセンセーションを巻き起こしました。

18歳でハンガリーのブダペストを拠点に、フルート奏者、指揮者、作曲家として幅広く活動し、後年はウィーンに移り住みました。
兄弟で演奏するために、2本のフルートのための作品を数多く作曲し、その多くは現在でも演奏されています(フルートのソロ曲として有名な「ハンガリー田園幻想曲」も彼の作品です)。
1870年に作曲された「アンダンテとロンド」はその中でも特に有名な作品です。後半の「ロンド」には、ドップラー兄弟の演奏活動の中心となったハンガリーの音楽の特徴がよく現れています。
切れ味の鋭い活発なダンスの合間に、伸びやかな中にも哀愁が漂う歌が挟まれ、熱狂的なクライマックスへと向かいます。

~  アンダンテとロンド Op.25より「ロンド」

​曲目解説 /  山野雅美

 

10.フォスター:名曲メドレー

「おおスザンナ」「草競馬」「故郷の人々」(スワニー河)

フォスターは19世紀半ば、アメリカ開拓時代に活躍した作家です。

当時のアメリカで流行していた文化やお話、街できかれる様々な国の音楽にとても興味を持ち、いろいろな土地を旅したり、由来を調べることが大好きでした。

それをヒントにして200曲以上の作品を残しました。今日、フォスターは「アメリカ音楽の父」という愛称で呼ばれ、アメリカだけでなく世界中から親しまれている作曲家です。このメドレーはフォスターの特に人気の3曲が収録されています。

「おおスザンナ」金鉱がみつかり、誰しも一攫千金を夢見てアメリカ西部へ馬車で旅する最中によく歌われる。

「草競馬」アメリカ大陸に鉄道を作る人たちが住んだ町(キャンプタウン)で行われた競馬レースの様子を描いている。

「故郷の人々(スワニー河)」アメリカ南部の綿花畑で働く人たちが昔の子供の頃を懐かしく思い出す歌。

​曲目解説 /  髙橋渚

 

11.シューマン:トロイメライ

トロイメライ(夢) (Träumerei)

ローベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810年-1856年)により1838年に作曲された、「子供の情景(Kinderszenen)」全13曲の中の第7曲。ヘ長調 4分の4拍子。

1838年とは、ちょうどクララ・ヴィークとの結婚を想いながらも、クララの父、フリードリヒ・ヴィークの猛反対にあっていた時期です。二人は会うことを禁止され、しばらくは父親に隠れて、手紙のやりとりを重ねていました。そんな中で生まれたのがこの曲です。

シューマンがクララに宛てた手紙が残っています。「いつだったか君はこう書いてきたね。『あなたって時々こどもみたいね』僕はその言葉の余韻の中で作曲し、『こどもの情景』と名付けたんだ。」

クララの言葉にインスピレーションを得たシューマンは「子供心を描いた、大人のための作品」として、13曲から成るピアノ曲集「こどもの情景」を発表しました。

その中の1曲が「トロイメライ」だったのです。リストにして「この曲のおかげで私は生涯最大の喜びを味わうことができた」とまで言わしめた作品です。

ここでは、ギターの開放弦の持ち味を活かすために、ト長調で編曲演奏しています。

トロイメライ「子供の情景」よりOp.15-7 ~

​曲目解説 /  山辺義大

 

​12.フランシスコ・タレガ:ラグリマ

  前奏曲 ホ長調「ラグリマ」

フランシスコ・タレガ(1852 - 1909年)は、 スペインの作曲家・ギター奏者です。 近代クラシックギターの父と呼ばれ「アルハンブラの想い出」等 多くの作曲・

編曲作品を残してます。

「ラグリマ」とはスペイン語で「涙」を意味します。

この「涙」は、タレガの娘、コンチータの死に由来するといわれています。

1891年12月、マジョルカでの演奏旅行を終えて帰宅した際、妻(マリア・ホセ・リソ)から、娘が3日前に亡くなった事を知らされます。

優しく美しいホ長調の主題に、もの悲しく感傷的な中間部が同主短調(ホ短調)で交代して現れるところに、タレガの娘に対する愛情と、その死に対する悲しみが表現されているのかも知れません。

2つの8分音符が子供の顔をつたって落ちる涙の様を表現していると云われています。このリズム・パターンは曲中のいたるところに現れます。

クラシックギターを愛好する人なら、一度は 必ず演奏する作品、と云われています。

​曲目解説 /  山辺義大

 

13.サン・サーンス:「白鳥」

~ 動物の謝肉祭 第13曲「白鳥」~

この「白鳥」という曲は「動物の謝肉祭」という、短い14曲からなる組曲の中の1曲です。さて、動物の謝肉祭。いろんな動物が出てきますよ。

ライオン、ニワトリ、らば、かめ、ぞう、カンガルー、かっこう、、。

この曲を作ったフランスの作曲家サン・サーンスという人はとても冗談が好きな人だったようで、この「動物の謝肉祭」の中ではちょっとふざけた曲もいくつか作っています。

たとえば、ほかの作曲家が作ったテンポの速い曲をわざとゆっくり演奏して「かめ」の曲にしたり、体重の重いぞうさんにワルツを躍らせたり。特に変なのは、動物でもないのに「ピアニスト」という曲があって、せっせと音階の練習をしている、そんな曲もあるんです。かと思うと、キラキラと水に反射する光や、水の中の泡ぶくを描いたような「水族館」いう美しい曲もあります。

そんなユニークな曲がたくさんあって、ひと段落したところで「白鳥」が登場します。楽しくはしゃいでちょっと疲れた動物たちが、月あかりの中で湖を優雅に泳ぐ白鳥をうっとりと眺めている、そんな風景でしょうか?

演奏しているチェロという楽器の曲線は、まるで白鳥のように綺麗だと思います。皆さんも是非全曲を聴いてみてくださいね。

​曲目解説 / 大友裕子

 

​14.ガーシュイン:

ラプソディー・イン・ブルー

変ロ長調

 ラプソディー・イン・ブルー / ジョージ・ガーシュイン作曲

「アイ・ガット・リズム」や「パリのアメリカ人」で知られるアメリカの作曲家、ジョージ・ガーシュウィンの作品。

当初はガーシュウィンが2台ピアノ用に書いたものをグローフェがピアノとジャズバンド用に編曲しました。他にもソロピアノ版、オーケストラ版など様々な編成で作られましたが、同じくグローフェが編曲し、さらに改訂されたピアノとオーケストラ用のものが現在では多く演奏されています。

ヨーロッパのクラシック音楽とアメリカのジャズを融合させた「シンフォニック・ジャズ」というジャンルに大きく貢献している作品といえます。

大変有名な冒頭のクラリネットのフレーズは、もとは17音の音階でした。それを当時の奏者ロス・ゴーマンがリハーサル中にふざけてグリッサンドしたものを聞いたガーシュウィンが気に入り、後からグリッサンドと書き足したのです。

クラリネット吹きにとって一度は吹いてみたい憧れの曲。

そしてピアノ独奏も入り一種のピアノ協奏曲ともいえるこの作品を、今回はクラリネットとピアノ用に抜粋・編曲しました。

​曲目解説 /  大和真弥

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